勿論名書です。<br />が、飽くまで「事典」ですので各手順の成り立ち、詳しい演じ方、著者の考えなどがはっきり載っているわけではありません。<br />長いカードマジックの歴史に生まれた数々の名作がこの本に集約されており、それだけで必読書なのですが、初心者が当書を読むだけで優れたマジシャンになるのは不可能です。<br />今までTVでしかマジックを見た事のない人間がこの本で書かれている事全てを理解するのは当然ですが無理です。<br />実際上手い人に教えてもらいつつ補助として当書を用いるならそれは最高の手順と言えるでしょう。<br />基本が出来ていないとヘナヘナの演技しか出来ません。
この偉大な本に文句などつけようがありません。著者が既に亡くなられているのでこれ以上の改訂は望めないと思いますが、それでも十分すぎるほどの内容です。イラストが少なく古くさい、説明がやや分かりにくい等の短所もありますが、それを補って余りあるほどのボリュームです。事典という名の通り、マジックのマスターには他のレクチャー本やDVDを利用して、細かいところを本書で補うという使い方が最も効果的だと思います。もちろんこれ一冊で勉強するという使い方も十分アリでしょう。ポール・カリーのOut Of This Worldのオリジナル手順を参照出来る和書はおそらくこれだけでは?
TVでちょっとしたマジックブーム。
<br />でもこの本を購入してびっくり。殆どのタネの解説が書いてある。
<br />後は練習次第。練習すればうまくなる?
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