大変参考になりました。<br />日々の業務で実践しています。<br />タイトルを見ると、少し硬い、また 難しい印象を受けますが、非常に実践的な内容を、解りやすく書いてあります。<br />管理者必読!
読みやすく分かりやすい印象を受けました。
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<br />・文章が横組みである。
<br />・解説の文章と、見開きにほぼ一つある図表が互いに補完し合っている。
<br />・用語の定義がきちんとされているため、私のような初心の者にも分かりやすい。
<br />・エクササイズとその解決策という形で解説がされている。
<br />・こうした場面ではこうする、という対応策が、順序立てて解説されている。
<br />・発言者、相手をしっかりと受け入れるという姿勢が強調されている。
<br />・問題解決の主体が組織であるという立場をとっている。
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<br /> ビジネスにおける問題解決場面でのファシリテーションが主体です。
<br /> そうした場に馴染みの薄い私には、第3章「応用編 ファシリテーションを支援するツール」の1「創造的な問題解決と学習を生み出す ワークショップ」は難しい印象を受けました。
<br /> 第4章「実践編 ファシリテーションの現場から学ぶ」の2「市民参加のまちのビジョンづくり―合意形成型のケーススタディ―」で取り上げられていた、すべての人に受け入れられる答えを見いだすための協働作業でのファシリテーターの役割に学ぶところが多かったように思います。
本書は、「ファシリテーター」というあまり聞きなれない役割を実践するためのノウハウが記載されている本です。
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<br />ファシリテーションは、問題解決方法の1つで、「協働・創造」の解決スタイルです。組織間の問題など「妥協・調整」、「説得・譲歩」といった解決が行われがちな問題に対して、ファシリテーターが自律的な問題解決を促していくことで、より良い解決方法を導き出すことが可能となります。
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<br />本書では、いろいろな例文を載せながら、ファシリテーションを行うためのノウハウを説明しています。
<br />経営者から、漠然とした課題を与えられ、課題抽出や課題解決の進め方に困っている方、コンサルタントで、文化の違うお客様の打ち合わせでの論点のずれた発言に困っている方など、本書の中に解決のためのヒントがあるかもしれませんよ。一読してみてください。