ヒトは経験則や習慣に基いて状況判断と情報分析を単純化して行う明確な傾向がある。ヒトは、見たいように見、聞きたいように聞き、考えたいように考えている。現代の人類には、未だ統計学的直感は備わっておらず、超長期的感覚もない。
<br /> 正しく、戦略コンサルタントのトップとして活躍してきた筆者ならではの優れた著作。いかにバイアスなしに客観的に物事を観るかということを考え続けてきたエッセンスが込められている。
<br />
<br /> 2X2マトリクスについては、何を得て何を諦めるのか、そのトレードオフを明確にするためのツール。経営者自身が決断し、それを人に伝えられる、おそらく唯一の、意思決定支援ツールとして位置ずけている。
<br /> 経営戦略をかじったことのある者たちの長年の疑問に明快に答えてくれている。
<br />
<br />
そもそも「常識」って何なんだ?と思っていた私にとっては、
<br />とてもハラオチする内容でした。
<br />しかもそんな私でも変な常識や思い込みに縛られていて
<br />自由な発想や想像ができていないことにも気づきました。
<br />
<br />視点・視座・切り口。
<br />
<br />非常に参考になった1冊です。
問題解決法の本には、常識にとらわれない、物事を俯瞰的にみる、視点を変える など よくでてきますが、わかったようで、ピンとこないことが多かったように思います。
<br />この本では、非常に具体的で身近な題材で、それらを解法してくれます。
<br />かかれている"問い"に対して、じっくり自分なりの答えを考えてみる・・・ それもまずは、"問い"自体を考えてみる。
<br />そうして、読み終わったとき、「観想力」が少しでも身に付いたように思えました。
<br />
<br />問題解決法の本は、もうさんざん読み飽きたという方にもおすすめします。
<br />新鮮な"気づき"を得られます。