中小企業の経営者として、この国の行く末に不安を感じていましたが、この本を見て全国的に同じ現象が生じていることがわかりました。原因がいろいろあるのでしょうが「働いてはいけない」という間違った方針を国権でもって推進した役人の責任が大きいと思います。労働意欲の低下、学生の学力と修学意欲の低下など周辺諸国の意識と比較して著しく劣っています。現状は先人の残してくれた遺産によって、つかの間の繁栄を謳歌しているように思えます。早急に働くことの楽しさと、勉強することの大切さを教えないと2流国に転落する危機が迫っています。経営者 労働者 役人 教師などあらゆる人に読んで頂きたい本と思います。
何故、若者が製造業に定着しないのか、どうすれば社員が定着するのか、部下の面倒を見ない上司が増えているなど、今の中小企業が抱える問題を、マクロ的な統計資料から、ズバリ説明してある。では、何をしなければならないのかを、解くヒントが、書かれていました。
<br />知り合いの製造業の社長にも知らせてあげたい一冊です。
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前半は事実に基づく報告で、同じ労務に関する仕事をしている者としては、うすうす感じてはいたが事実であるだけに驚愕すべきことだ。
<br />本のタイトルは”製造業”となっているが日本という国の「人=国民」の育て方の問題でも有ると考えます。製造業に限らず、すべての企業が当てはまることは「悪夢!メイドインジャパンが中国・韓国に負ける日」の項を読めば誰でもわかること、学校の先生も、政治かも、行政にかかわる人もすべての人に読んでもらいたい本です。
<br />14000人のデータという「事実に基づいた」報告は怖いものです。
<br />久々に一気に読めた本でした。