コンキチ :田島征彦さんの絵には強さがあります
<br /> 軽業師のそうべえは、つなわたりの途中で
<br /> バランスを崩し、命を落としてしまいます
<br /> 特別悪いこともしていないのに地獄いき・・
<br /> 閻魔大王、赤鬼青鬼、奪衣婆、三途の川等
<br /> 地獄絵巻になっていますが、怖くないのです。
<br /> 鬼もなんだか可愛いし、ちょっと間抜けな
<br /> 地獄めぐりとしても楽しめます。上方落語
<br /> らしく関西の言葉も柔らかく耳障りがいいので
<br /> リズムよく読み聞かせができる素敵な絵本です。
<br /> 第1回絵本にっぽん賞を受賞しています。
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<br />ナターシャ:絵の迫力に圧倒されてしまいました。
<br /> 「そうべえごくらくへゆく」「そうべえまっくろけのけ」
<br /> シリーズになっていますね、途中から一緒になる
<br /> 4人組で地獄から生還できるか?
<br /> 理不尽な閻魔様の裁きでも4人は悲観しないで
<br /> その場その場で機知を発揮して難題を解決するさまが
<br /> 潔く読み終わりがさわやかです。
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<br />コンキチ :4歳くらいから充分楽しめる絵本ですね
<br /> 人呑鬼の腹の中で内臓をいじって懲らしめる
<br /> ところは必見です。
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「悪いことをすると、閻魔様に舌を抜かれるよ」と父が4歳のこどもに言ったら、こどもがきょとんとしていて、そういえば、最近の子供は閻魔様なんて、知らないんだよな、何かおもしろい絵本ないかな、と思っていたら、なんと、この傑作に出会いました。テンポのよい関西弁が、また最高です。子供に読んで聞かせたら、ゲラゲラ笑いながら聞いてました。
2歳の子供でも暗記できるくらい内容が充実してます。<br>とにかく繰り返し繰り返しよんでとせがまれます。<br>火事はぼ~、氷はいたた、とにかく擬音語を親が工夫すれば、もっともっと楽しくなるし、関西弁がこれまたおおうけのりゆう。<br>絶対ソンなしの一冊。