「私の履歴書」として書かれているのはホンダが「ドリーム号」や「スーパーカブ」でバイクで市場を制してまでまでだが、
<br />その後の車市場とF1参入や引退までの道筋なども掲載されており、本田宗一郎の"生き様"がよく分かる。
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<br />わずか50年前にこれだけ熱いエンジニア魂をもった人がいたということだけを
<br />知るだけでも十分読む価値はある。
<br />名前はよく聞いていたのですが、やっぱり凄い人だったんですねー。
<br />しかも、夢中になると、周りを気にせず突っ走る人だったみたいですね。「おいおい、それはやりすぎだろ!」って突っ込みたくなるエピソードも満載でした。飛行機に乗るときに、機械の部品でもっていきたいものを体中に服の中に隠して、無理矢理乗ろうとするところとか億かしかったですけど、そこまで夢中になれるものがあるのは、ある意味カッコイイナァー。
本田技研の創立者である本田宗一郎の生涯を、本人の自伝を中心に描いています。<p>ただの町工場から、どのようにして「世界のホンダ」ができていったのか、そのストーリーも面白いですが、今も心に残っているのは本田さんの人柄を表すエピソードの数々です。独創性とユーザーことを第一に考え、徹底したこだわりを貫いていく「エンジニア・本田宗一郎」、どんなに苦しい場面でも前向きな態度を失わず、持ち前のユーモアで人々を惹きつける「オヤジさん・本田宗一郎」―――そんな本田さんの生き様から、エンジニアとしての在り方、誇りを感じ取ることができました。<p>この本を読んで、僕は大学の工学部に進学する決意をしました。