一つの事業の改革をトップの視点から綴っている。
<br />時系列の物語風になっているので読みやすく、一章づつに解説も書かれている。
<br />改革にはどんなプロセスが必要なのか、また、それぞれのプロセスについてどのような考え方、手順が必要なのかがよくわかる。
<br />リーダーには強い精神力と戦略的な頭が必要だと感じた。
「戦略プロフェッショナル」という新しい職業とは何か、そしてその必要性を
<br />著者の実体験を題材にして小説(ケースストリー)とその考察(戦略ノート)で解説した一冊である。
<br />戦略に基づいた経営のあるべき姿が主人公を通して描かれており
<br />サラリーマンならぬ戦略プロフェッショナル金太郎を見るような爽快感がある。
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<br />すでに経営を担っている人は、企業変革に挑むとき、障害に挫けそうなときなど、
<br />戦略を実行する意志を強くもちたいときに手にとって読んでほしい。
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<br />これから経営を目指す人は、夢と期待を与えてくれる書籍であり、
<br />また 戦略コンセプト(PPM、プロダクトライフサイクル等)を学ぶための
<br />入門書としても、簡潔にまとめてあるので得るものがあるのではないか。
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面白かった。けれど、本当に今後、この会社が立ち直るのかという疑問も残る。
<br />つまり、真から強い会社になったのかという点が疑問。続編でそこを知りたいが。