努力し続けること、耐えぬくこと、信じたことを信じきること、徹底することが大きな成功を創り上げたのだと思う。
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<br />厳しく差をつけることで優秀な人が育ち、集まる
<br />自信は勇気を与え、能力を広げてくれる
<br />自信があれば、できるとは思わなかったことにもチャレンジすることができる
<br />人の配置が改革には重要
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<br />など、経営において大切なこと、人が仕事をする上で大切なことなど学べることは大きい。
ゼネラル・エレクトリック(GE)という会社は、
<br />かのエジソンが創始した世界一の電器メーカーだが、
<br />日本の量販店ではほとんど見かけないので、なじみは薄い。
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<br />従って「20世紀最高の経営者」といわれても
<br />一般人にとってはいまひとつピンとはこないが、
<br />本書の著者ジャック・ウェルチは、
<br />世界最大の電器メーカーGEに20年に渡って君臨した、
<br />経営の世界では紛れもない「巨人」のひとりである。
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<br />もちろん、これだけの「巨人」だから批判も多い。
<br />とにかく、よく人のクビを切る。
<br />クビを切って、浮いたお金で社屋を新築する。
<br />彼の歩いたあとは、きれいな建物が立っているが、
<br />その中には誰もいない、と揶揄されたりしたそうだ。
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<br />本書を読んで、彼が好きになる人、嫌いになる人、
<br />どうだろう、半々ぐらいだろうか。
<br />逆にいえば、そのくらい圧倒的に個性の人だともいえる。
<br />そしてまた、これだけGEを愛した人もいないだろう。
<br />本書を読んでそう思う。
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<br />何かを成し遂げた人間が語る言葉には
<br />耳を傾けるに値する何かが必ずある。
<br />本書を通して彼の経営手法や経営哲学を学ぶ、という読み方も
<br />もちろん正統的なアプローチだろう。
<br />が、生涯をGEに捧げた一人のビジネスマンの物語として読むのも
<br />決して悪くない。
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<br />ビジネスマンならずとも、一読の価値はある。
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超がつくほど大企業のGE。ある1部門の1年の予算が数百億円だったりするので、スケールが大きすぎます。
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<br />そのGEを20年近くまとめてきたジャック・ウェルチ本人による執筆。若い頃はジャック・ウェルチも結構やんちゃだった事がわかります。
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<br />この本を読むと、経営者はいかに決断の連続であるかが良くわかります。また、経営者と1事業部のトップの考え方の違いも良くわかります。超大企業のGEをいかに『決断』でまとめあげてきたか。決断力を高める本として読むと非常におもしろくためになります。