ジャック・ウェルチはいままで、冷血なイメージを持っていました。
<br />能力の無い人間、仕事に向かない人間は、機械のごとく"クビ"にする
<br />というイメージでした。
<br />しかし、この書籍を読んでいるうちに違うことに気がつきました。
<br />他のレビューにも記してありましたが、ウェルチも人間であった。
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<br />また、この書籍を読ませていただいたおかげで「シックスシグマ」についての勉強
<br />を実施するキッカケにもなりました。現在「グリーンベルト」であるが、
<br />いずれは、「ブラックベルト」になりたいと思っています。
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<br />この本に出会えてとてもよかったです。
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母思いの優しさ、一方では自らに課した目標を必ず実行する厳しさ。この二律背反性を持つ男は経済界だけではなく、あらゆる局面での指導者となり得る。
感想としては「やっぱ、ジャックウェルチといえども人間だね」<br>といったところでしょうか。<p>上下巻あわせて単行本2冊にしては読み応えがありました。<p>気性が激しく、失敗もかなりして、普通に心配もして<br>かと思えば自信過剰になったりと虎視眈々と書き上げられています。<p>すこしでも経営に興味があれば読んで見るのは○。<br>話は分かりやすいです。経営用語などは分からなくてもまったく問題なし。<p>この本から経営学やシックスシグマを学ぼうと思うのではなく<br>経営者はどういう人間であるべきか!を読める本です。<p>以前ある大会社の社長から頂いた言葉に<p>「ビジネスは詰まるところ 人格と人格のぶつかり合い」<p>というものがありましたが、本当にそうなんだと再度この言葉の<br>意味をじっくりと実感できました。<p>そしてまたビジネスパーソンたるものは「誠実を貫かなくてはならない」。<br>ということも実感できます。<p>MBA持っていても、どんなに経営学の知識が豊富でも<br>どんなに専門知識が豊富でも、どんなに頭がよくても<br>経営をうまくするには、それ以外にもっと大事なものが必要なんだと感じます。<p>「それ以外の大事なもの」<p>一度読んで実感してください!