1980年、HISが業務を始めたころ、すでにたくさんの航空券安売りチケットがあった。その中でなぜHISが大きく成長したのか。それが謎だった。本書を読んで、やはりいろいろな面で独創性、企画力、あるいは、危険を察知して一歩退く能力などがすぐれていたのだと感じた。会社を育てる、大きくさせるというのは、当たり前のことだけど、ひとつの大きな成功によるのではなく、小さな成功の積み重ねだと改めてわかった。
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HISが好きなので読んでみました。
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<br />売れる雑誌はどうつくるべきか、というお話が
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<br />とてもためになりました。
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<br />もっと詳しくエピソードをききたいところもあります。
本書は、澤田氏がHISを立ち上げたときから、現在までの推移及びアントレプレナーへのメッセージで構成されています。
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<br />一番印象に残っている言葉は、「みんながハッピーになれるような事業は必ず成功する。」ですね。志とビジョンとリーダーシップを持ってそういう事業なり仕事をやって生きたい。こういう事業に携わることは、満足度が高いだろう。
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<br />ヒット商品よりもシングルヒットを狙うような定番商品をいくつも製作するほうがいい。ヒット商品に頼ると、来年の売り上げが急降下したときに、巻き返しができなくなる。
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<br />「慢心・油断」ということが一番の敵なんだろう。成功したとき、何で成功しているかを分析できること。また、成功したら、なおさら気を引き締めて平常心を保ち続けなければいけない。調子に乗って自己陶酔するのは一番いけない。
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<br />本書を読んで、当たり前のことを当たり前にやることこそが重要だと思う。起業したい人には、しっかり肝に銘じてほしい。
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