この本は各国の分析を筆者独自の視点で行っています。
<br />言わずと知れた投資家ジム・ロジャーズ、ちょっと変わったお金持ちですが、
<br />3,4年前に筆者が予想した未来の展望が現在かなりの割合で的中していることが
<br />わかります。
<br />旅行好きな方には、自分の行ったことのある地域がこのお金持ちにはどう見えるのかが
<br />わかり、とても興味深いと思います。日本に対する分析についても是非読むことを
<br />お勧めします。
<br />移民に対しての考え方はとても参考になりました。
世の中にはもっと変わった人もいるけど、なかなかに面白い著者ではある。投資家が、その自分の行動で世界を見てまわり、その時々で世の中の趨勢を肌で感じる‥とそういう本。個人の主観で書いている本なので、内容に対してはある程度の距離感を持つ必要あり。
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<br />立ち読みで済ますには濃密で膨大な内容。
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<br />数年後に検証するという意味で、再読の価値はあり。
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<br />読み手の人生観を変えるというような内容ではないが、一冊持っていてもよい本。
バフェット、ソロス等とならぶ現在米国で最も成功した投資家の1人であるジム・ロジャーズの3年にわたる世界一周の旅行記であり、彼の投資哲学や、人類・歴史・政治に対する見方が随所に明らかにされる。ちまたに溢れるお気軽で、真実かどうか眉唾な「○年で資産○億」といったものでもなく、また、統計数字を並べてBRIC経済を説明するような安易なものではない。著者の卓越した冒険心と「単純な(市場経済への信奉と多くの人が悲観している時に買い、楽観している時に売る)」投資哲学に圧倒される。単なる旅行記としても楽しめるし、投資手引書、はたまた人生訓としても読める。