リーダー、マネージャーとして必要なことを、思い切って簡潔表現している。語弊を覚悟でここまで簡潔化できるのは、著者の豊富なプレゼン経験からであろう。
<br />キーワードは簡潔な程、心にしみるのである。
<br />いかにもアメリカらしい 書きぶりでやや違和感を覚える人もいるかもしれないが、読みやすく、自分がリーダー的か、マネージャー的かを省みるのによい導きの書といえる。
<br />リーダー論、マネージャー論に興味がある人には、一読をお勧めする。
リーダー、マネージャ、個人について、それぞれもっとも大事なことは何かが、筆者の長年にわたる多数のインタビューからの分析によって著されている。
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<br />特に、リーダーとマネジメントに関して、なかなかきっちり分けにくい場合もあるが、書中ではきっちり分離されて書かれており、それがすべてかどうかは別として、筆者の自論は非常に分かりやすい。
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<br />おすすめの書。
本書は、組織、プロジェクト、チームが成長していくとともに、重要性が増してくる本です。
<br />リーダー、マネジャーがこだわるポイントを提示することがメインなのですが、次のことも、伝えています。
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<br />・リーダー、マネジャーのいずれかのスタイルが良い、悪いというのではなく、それぞれが必要な役割を持っている。
<br />・個人の強みを活かせる役割を担い、全体としてバランスが取れればよい。
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<br />小規模〜中堅規模の組織運営に関するエッセンスが凝縮されています。
<br />本書は、2006年これまでの段階で、もっともお勧めするビジネス書の1冊です。
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