日本語版発刊から約1年経過しましたが、いよいよその内容が現実味を帯びてきました。昨年の今時分、米国のハリケーン騒動で「一時的」と思われた原油70ドル台は、今や「常識」。
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<br />著者の「中国ひいき」は有名だが、「一度ならずクラッシュの危険は当然ある。その時こそ、最大の投資のチャンス。」というのは、中国株投資家だけでなく、傾聴に値するものだろう。
伝説の冒険投資家、ジム・ロジャーズが現在力を入れている商品取引の入門書です。
<br /> 私はまだ「自己投資」以外の投資をしたことがないのですが、この本はそういった「ド素人」でも商品取引を始められる入門書となっています。
<br /> 投資の教科書というだけでなく、ものの見方をしることができる手引書です。
商品投資に関しては色んな偏見がある。その最たるものは商品投資はギャンブルだというものだ。しかし、著者はそのような見方は誤りで、データに基づいて商品投資は株式投資よりもリスクが低いことを説明している。これは授業のように明確だ。
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<br />ライブドアショックで損しましたか?
<br />本書を読めば、どうして商品投資をする前に株式投資をしてしまったのだろうと後悔するかもしれないが、本当に不幸な人は本書を読まなかった人である。
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<br />株、商品、外貨などあらゆる金融商品に精通している著者が現在、推奨しているのは商品投資だ。おせっかいな貴方の知り合いが「商品投資は危険だ。」と知ったような口を聞いたら、この本を読み返せばいいだけ。その答えは全て本書にて明らかにされている。
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<br />もう、テクニカル分析だのなんだのという本は全て捨てちゃっても良いだろう。この一冊に貴方が知りたい成功する投資の全てがあるからだ。