「ベルばら」を軸に、ベルばらファン&池田理代子女史協力の下、作られただけあって
<br />すっごく「それっぽい」ピンポイント進行で書かれてるし、何よりも豊富な宮殿内部の写真
<br />調度品・宮殿建設のエピソードなどが満載♪で、写真集的にも楽しめちゃったわ。
<br />本文なんかも、その辺のチャチい小説家とかより、よっぽど上手い言い回しが目について胸に残ったりする件も幾つかあったし、アタシ的には◎♪ アーンド→一応、旅行ガイドブックとしても扱えそう。2年後に、お姉様とフランス・ヴェルサイユ旅行計画が進行中のアタシにとって、宮殿内のより優先的な見回り方や、有名な例の「鏡の回廊」で外野を写さず、優雅に独りでポージングするには??ってずっと真剣に考えてたから、一言アドバイスのコラムなんか参考になったわ 笑
<br />・・・でも、現在のヴェルサイユ宮が、アントワネット当時の家具や莫大な費用の豪華な調度品の半数以上が革命で失われていてレプリカや復刻だなんて、ちょっとショック。
<br />ちなみに、短所をひとつ申し上げちゃうと、旅行の際、訪れる予定の→魔のコンシュリジュリ牢獄(気が重いけど、やっぱ行くっしょ?普通。)についても、もっと詳しく紹介してくれてたら最高だったかな?って思ったけれど、全体的には優秀な1冊よ。ベルばらファンなら
<br />1冊持ってて損はナイでしょう♪
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短い期間の滞在で(パリ1週間とかのツアーで?)、さわりだけでいいから、『ベルばら』ゆかりの地をちょこっと覗いてみたいという方で、かつ忙しくていろいろ調べている暇がない方には、最低限おさえておくべき場所について書いてあるので、便利かもしれません。
<br />が、あくまでも最低限。これだけだったら、別に『ベルばら』ファンじゃなくても…。
<br />また、歴史的なことでは誤った記述もあるので、『ベルばら』からフランス史にはまった方には、ちょっとがっかりかもしれません。
ベルばらフアンの為に編集されたガイドブックです。
<br />ベルばらフアンなら絶対に見逃せないベルばらの聖地(?)も紹介されています。当時のマリー アントワネットや16世、貴族の暮らしぶりを偲ぶ事も出来ます。美しい写真も満載で、何度、この本を開いても飽きる事がありません。将来、パリに旅行する事があれば絶対に持参したい本です。ベルばら聖地に旅行してもしなくても、ベルばらフアンなら絶対に楽しめる本です。迷わず購入しましょう。