著者はマンション経営を、(1)建物管理、(2)コミュミケーション、(3)財務、の3論点で解説されています。どれも実体験に基づく具体的な例を挙げた実践的な内容です。近年、不動産投資のブームの中、そのための解説や注意点について、FPなどによる著述を眼にしますが、自身が不動産投資を長年やったことのない者の単なる机上の理論や、又聞きに基づくものと思われる内容もあるようです。
<br /> 著者は、「専業主婦」といっても、銀行から8億円物件のフルローン融資を得られるほどに 元々ある程度経済的に恵まれた環境にあった方であり、当書の内容全てを、だれもが実践できる訳ではありません。安物の古アパートを、ほそぼそと所有している貧乏大家には、その全ては無理です。しかし当書は、著者の御自身の人格から滲み出る人間としての良心と、経営上の成功という ある意味、相克する内容の均衡に みごとに配慮された良書と思います。アパート、マンション経営を実践している方には まさにバイブルです。
おばちゃんだからといって侮ってはいけません。
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<br />小手先のテクニックや楽してなんとか経営しようという魂胆では無く、アパマンをサービス業として貫く姿勢に、
<br />本来のアパマン経営のあり方を垣間見ます。
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<br />当たり前といえば当たり前なのですが、相続税対策としてアパマン経営に走るケースが多い中、
<br />サービスが必要なことへの警鐘とともに、アパマン経営への原点回帰を促す良書でもあると思います。
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<br />ところでこの著者、へりくだり過ぎです。著者は資質的に多額の資産を運用できる器量の人物です。
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<br />住民のことを第一に考える、サービス業としてのアパマン経営に大賛成。
専業主婦やから大家ってだけですごいやろ!
<br />みたいな本ではない。
<br />ただ主婦が書いたという点をさっぴいたら普通の本やな。
<br />普通に役立つつうことやで。
<br />ただ真新しいことがひとつもなかったんは残念。