見た感じ薄くて読みやすい本だが中身はかなり詰まっている。
<br />自分の中に何かひっかかっていたもの、障害になっていたものがだんだんあきらかになっていく。無意識のうちに陥っていた考え方の悪い癖を直していくことができる。
<br />読んで真剣に取り組んだ人はきっと、人間力が上がり、もっと楽に自由に生きられると思う。
この本の巻末には自己啓発や心理学などの書籍が多数参考文献として載っています。
<br />私はその1/3ぐらいを既に読んだことがあったのですが、
<br />学んだことを実際に行動に移す段階で、一歩を踏み出せずにいました。
<br />その原因は、「頭で合理的に考えたこと」と「実際の行動指針」との間に
<br />バイアスがかかっているからでした。
<br />本書は、私のように「頭では分かった気になっていてもなかなか・・・」という方のための
<br />感情面での処理の仕方を教えてくれます。
<br />この本はじっくり頭を使って読むような物ではなく、
<br />フィーリングに任せて書き殴る、汚すのがいいと思います。
<br />受け売りの言葉ではなく、感情的に自分の言葉を書き連ね、
<br />しばらくして冷静に反省点・対処法を考えます。
<br />それが自ずと自分だけの処方箋となっているはずです。
コーチングの技法とその他心理療法をミックスした著者なりの方法論を紹介している。
<br />著者の「鏡の法則」が物語であるのに対して、こちらのほうはもっとノウハウ本になっている。
<br />私としては、非常にせっかちな性格なので、こういうノウハウ本のほうが向いている。
<br />EQという概念は私にはどうもぴんと来ない。
<br />要は、そういう人間の捉え方もあるのね、といった程度で考えておけばよいのだろうか・・・
<br />EQという言葉が入った瞬間に本が胡散臭くなる。
<br />EQ抜きに語ってくれれば、もっと私には染み入ったと思う。
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