タイトルが「外国人投資家〜」などとなっているので、外国人投資家のことしか書いていないと思っていたら大きな間違い。
<br />株式市場のトレンドに合わせて、投資するものを柔軟に変更すれば、より良い運用成績が収められやすい。そして、そのトレンドを作り出しているのが外国人投資家なので彼らの売買動向にも注目しましょう、ざっくりと本書をまとめるとこんな感じになるのだろうか?
<br />株式市場の上昇・下落・持ち合いのチャートを活用した判定の仕方、そしてそのときの運用の仕方など、分かりやすくまとめられています。
<br />参考になる本です。
<br />また、著者はブログも立ち上げているので迷っている方はまずはブログのほうをご覧になったほうが良いと思います。
著者は本著のなかで上昇相場、ボックス圏相場、下降相場、それぞれの特徴やそれぞれのトレンドの見分け方、そして、それぞれの相場での具体的な運用の方法を提示しています。
<br />相場によって投資の対象、投資の方法を柔軟に変えていく手法はとても新鮮に感じました。
<br />また、今後の展望や本著の補足説明が著者のブログで更新されているのも大変助かっています。
この本のテーマである、世界を最大限のマクロから観察し、理論の元に、的確な判断を示している。一流のディーラ的発想のように感じた。
<br />また、かなりの経験者だけに、市場参加者の人間像、投資家タイプ別の相場状況によっての市場への影響度、それにより影響の受けやすいセクター、癖、行動パターンの分類などがよく研究されており非常に参考になった。