先日、ラッセルサンズ(タートルズ)の講演会に、斉藤さんが競演されていたときのこと。
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<br />斉藤さんは、過去において絶大な勝率を誇っていた、この乖離率を使った投資法が通用しなくたってきたので注意してほしいと仰っていました。
<br />理由は、皆がこの方法をやり始めたからではないか?と分析していらっしゃいました。
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<br />今回、本の出版をご決断されたのも、そういう理由からかもしれません。
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<br />通用するかしないかは、さておき、システムトレードについてこれほどわかりやすく書かれた本は他にないでしょう。
<br />一読の価値有です。
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確かに過去の検証は、良くぞここまでやったと、賞賛に値するものがあります。ただ、それはあくまで過去の株の買い方の話で、今後はどうなるかわかりません。
<br /> 以前よりシステムトレードが盛んなアメリカでは、システムはある一定期間ワークし、その後使えなくなるといわれています。それは、ある一定期間ワークしていたシステムは、しばらくたってその買い方が広まり、その時点で買いや、売りを入れる人が多くなってしまい、今までと状況が変わってしまうためです。すなわち本になった時点で、もうこの買い方はできないということになります。なんで本にしたんですかね。まあ、こんな分析の仕方があるよ、という一例として読むぐらいでしょうか。
著者の主催するセミナーや、それをDVD化したものも市販されています。タイトルは3つ。DVDは合計で6枚あります。どなたでも購入することができます。このDVDに詳しくこのシステム売買の損益結果やシステムの有効性・方法などが詳しく載っています。私はDVDを購入後、この書籍を購入しました。この書籍にも、検証結果が一部書かれています。これをみる人が見ると重要なこと書かれていることがすぐ理解できると思いました。こんな大事なこと、秘密にしておきたいことを書いたりすると、本当に大丈夫かなとも思います。高い料金のセミナーやDVDが売れなくなるのではないでしょうか。この書籍の検証結果はとても重要です。