ゲバラは今でも世界の若者から支持されている。
<br />それはなぜか?
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<br />若者の特権として万能感がある。
<br />それは理不尽な世界のあり方や、
<br />現代社会のあり様に”NO”と突きつける力である。
<br />ROCKやHIPHOPは社会に対しての欺瞞を、
<br />うまくギターやライムにのせて
<br />社会を変革しようとした。
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<br />ゲバラは旅した南米の、
<br />貧しいインディオの生活を目の当たりにして
<br />社会変革を試み、
<br />見事キューバ革命を成就させた。
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<br />アフリカやアジアや南米の貧困は、その国の人が
<br />”怠け者”という低次元の論議をしてはいけない。
<br />16世紀からの植民地政策や奴隷貿易の結果
<br />今尚、世界の大多数が栄養失調に苦しみ、
<br />人身売買・少女売春・児童労働が平然と行われ続けている。
<br />また、サハラ以南のアフリカではAIDSや紛争により
<br />平均寿命は40歳以下となっている。
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<br />ゲバラは医学部出身で将来は約束されていた。
<br />キューバ革命後は国立銀行総裁、工業相と
<br />キューバのトップとして地位は確立させた。
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<br />でも全てを投げ捨て、貧しい人を助ける為、
<br />ゲリラ活動を行い、志半ばで短い生涯を終えた。
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<br />このゲバラの生き方に、
<br />世界の若者で共感出来ない人は少ないと思う。
「チェ・ゲバラのTシャツを着ている若者よ!」<br> ・彼は何を成し遂げた人か知っているか? <br> ・彼は信念をどのように貫いたか知っているか?<br> ・彼の純粋さを少しでも知っているか?<br> この本には彼の残した文章や手紙が所々に載っています、彼の深い心情や周りの人に対する正直な心が分かります。細かい描写や地図がありキューバやラテンアメリカを知らない人でも読んでいて分かりやすい。私は涙が出そうなくらいの彼の純粋さに心打たれました。家族や愛する人又自分の命を犠牲にしてでも貫く自分の信念、貴方にもありますか?<p> これを読めばかなり彼のことを深く知ることが出来きる一冊。彼の生い立ちから恋愛・キューバ革命それから死までが詳しく書いてあります。何冊かゲバラについての本を読みましたが彼の一生知りたいならこの本が一番だと思います。もし知らないないでこれからもそのTシャツを着るのなら、その前にわずかな時間と¥を投資して是非この本を読んで欲しい。そのTシャツの価値が自分の中で間違いなくガラリと変わるはずです。
例えば人間の醜さを描いた話なら、ドブから掬い上げるかのように、それこそ掃いて捨てるほど世の中にはあふれてる。<p>僕は、ゲバラを通じて初めて、人間の偉大さ、美しさを知ることが出来た。<p>街を歩くとゲバラのTシャツを着た若者を見かける。<br>そいつ等に問いたい。<br>「君はゲバラを知っているのか?」<br>「そのTシャツを着る覚悟があるのか?」(僕は未だに着れない)<p>こんなに綺麗な眼をした人に、僕は出会った事がない。