タイトル通り、前書『道をひらく』に続けて購入しました。
<br />中身は前著と趣きが異なり、『日本の四季折々に想う』とでも命名したくなるような詩情に溢れています。
<br />四季や暦の移ろい、自然を素直に見つめて描写する言葉たちはまさしく文学であり、また自然から人間を捉える視線はある意味、科学、あるいは人間学と言っていいのではないでしょうか。そこには、実際にご自身が体験されて、そのことを見つめることができたからこそ書けた言葉たちがあり、私の心に響いてきます。朗読するものいいでしょう。
「道をひらく」の続編で非の打ちどころのない良書。
<br />
<br />前編と異なる点は睦月、如月…と季節毎に章が区切ってある点だが、どのページから読んでも差し支えない。前編と同じ点はコンパクトな本であることと、見開き1ページ毎にテーマに沿った文章が書かれている点である。このため、持ち運びに便利でビジネスマンは鞄に入れて隙間時間に見開き1ページずつ読んでみることをお勧めする。
<br />
<br />前編に優るとも劣らない良い内容のため、きっと生きていくうえで参考となる言葉に出会うことであろう。
季節ごとのまとまりになっている。「道をひらく」をもっている方にも内容はかぶっていないのでおすすめである。<br> <br>兆しは見えてきたものの時代混迷、新自由主義、「これからどう生きるべきか?」と、人生の真髄と社会のあり方をしみじみとつづっている。<p>読みやすい文字の大きさで、B5版。<br>ボキャブラリーも豊かに表現してくれているので考えさせられる。<p>人間には悩みがつきものだ。<br>それを前向きに優しく指導してくれている。<p>また、あぁそうだったのか!というひらめきもある。<p>「道をひらく」とあわせて買いたいが、<br>個人的にはこちらの方が季節感もあふれ、なじみやすかった。<p>何度読み返しても、忘れていたことがあり、大切なことを思い出させてくれる一冊。<p>どんな年齢層の人にもぜひにオススメしたい。