退行催眠に興味を持った人は、まずこの本から読み始めるべきだと思う
<br />医者ならではの、論理的な視点から前世を分析しているので、オカルト的な視点で書かれていないところが貴重だと思う。
今では、輪廻・ソウルメイトという言葉もかなり定着した様で、ワイス博士も
<br />日本で随分有名になりましたね。私はワイス博士やホイットン博士の著作物には
<br />本当に魅力を感じます。
<br /> ワイス博士の臨床方法には一貫性があり、キャサリン(被験者)の話には大変
<br />説得力が感じられます。もし、“輪廻”に宗教的な匂いを感じて否定的な方が
<br />読まれたとしても、中々楽しめるのではないか、と思うのです。
<br /> この2冊(1と2)で、人生に対する眺め方が随分と変わりました。
<br />私は残念ながら、キャサリンの様な催眠の感受性には恵まれていませんが、
<br />潜在意識に拡がる無限の“記憶”を活かそうと、あれこれと試みているところです。
<br /> アメリカではキリスト教思想ですが、思い込みに振り回されず、精神科医として
<br />患者の状態に真摯に取り組まれたワイス博士には、意志の強さが感じられます。
<br />キャサリンも、世界中を講演されている様ですね。
<br /> この本に感銘を受けられた方であれば、同氏の“未来世療法”もいいのではないか
<br />と思います。とにかく面白かったですね。
三島由紀夫の「豊饒の海」を読んで以来、輪廻転生に興味を持っていました。その後、このテーマに関する書を何冊か読んでみました。しかし、私にはどれも宗教色が強すぎる(中にはカルトっぽい)と感じたりするものばかりでした。
<br />この著者は科学者(精神科医)という立場から逸脱せず、非科学的なことに対する疑問を常に持ちながら実際の治療でおきた事実を検証、紹介しています。
<br />この世の中には現代の科学では説明のつかない法則があるのではということを著者と被験者の実体験から感じるようになりました。
<br />自分の人生が一回限りのものではなく輪廻転生、現世は前世の影響を受け、現世が来世に影響を与えるとしたら、人生に対する考え方、生き方も変える必要があるかもしれません。