アインシュタインの相対性理論を扱っている多くの本はこの理論に関して曖昧にしていますが、この本も例外ではありません。よく読むとあちこちに矛盾を見つけられます。多くの駄本が存在する物理学関係書の中の1冊です。この本に限った事ではないのですが、ポイントの一つは、人間同士が光速に近い速さでお互いに運動した経験はないという事実です。科学はあくまで経験を通して物事を見ることだから、経験できないものを正しい・間違いと言い切る事が出来ないのは科学上の常識です。だからこの本は科学の常識を無視しています。観測結果などの資料を出していても、そのデータも怪しいものばかりです。
<br /> また、相対性理論をよく知りたいのなら、科学雑誌ニュートンやその別冊で図により分かり易く説明されていますから、そちらを参考にするのが良いと思います。よく読み、考えてみて下さい。説明や仮定・説に矛盾が見つかると思います。
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<br /> 星二つは知らないで買った人が可哀そうだから・・・。
相対性理論という言葉は知っていても、説明しろと言われたらひとことも出てこないのは私だけでしょうか。 その有名な割にイメージすらできない相対性理論を素人にも分かるようにかみ砕いて書いてあって面白いです。 「え、そうなの?」「ありゃま、そういうことになってるんだ」という驚きが素人には多発します。ノーベル賞の話題の時に量子だとか、地下の加速器だとかイミフな言葉が飛び交っていたが、あれはこれなのかとか、知識と宇宙のイメージが広がります。 目先の変わった本をお探しの方にオススメです。
以前、都筑卓司『10歳からの相対性理論』(講談社ブルーバックス)でなんとなく無理やり納得していたアインシュタインの世界から20世紀末までの発展を押さえて、現代物理学の到達点が、とてもわかりやすく解説されています。
<br />動いているものは、長さがちじんで見える。自分が動いた時には、止まっている相手の方が細く見える。スピードが上がると、体重がどんどん重くなっていく。動くものは、止まっているものより時間の進み方が遅くなる。重力の強いところでは、光はまっすぐ進めず、曲がってしまう。といった常識では考えられない限界的分野を切り開いた相対性理論のアインシュタイン。
<br />量子力学と並び20世紀における物理学の2大革命としての相対性理論。ニュートン力学からのコペルニクス的転換であり、現代物理学の礎となったことは皆様ご存知の通り。しかも原子力技術や宇宙論の展開までを包括するこの理論は非常にビューティフルであるように見える。
<br />ハッブルが天文望遠鏡で観察を続け発見した、宇宙の膨張(インフレーション理論)や、その素となったビッグバン、そして死滅するブラックホールの謎、など言葉は知っていても中身はいまいち私のような凡人にはよく分からないこの世界を平易に解き明かし、宇宙が実は虚数の時間において生まれたとするホーキンスの理論まで、幅広く網羅し解説するこの本。初心者に推薦できます。
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