その昔・・なぜ皆に優しく親切であらねばならないのか?
<br />と、弟子に問われた仏陀はこう答えたそうです・・
<br />「今生で出遭う存在は前世で何がしかの交わりを交わした者であり
<br />来世でもまた出遭い、交わりを持つ者であるからだ・・」と。。
<br />ある意味、おれ達人間はこの世で出遭う人々皆とソウルメイトなので
<br />あり、本来は今生で出遭う人間で自分にとって重要である者と重要で
<br />ない者という区別はしてはいけないのだ・・。
<br />結局それに気づけなければ、たとえソウルメイトなる者が実在している
<br />としても永遠にその存在に気づくことはないのでしょう・・。
今ではニューエイジ系宗教にもなっている「ソウルメイト」という概念。
<br />「治療」や「心やすまらぬ人の慰め」になっているだけならば良いのですが、
<br />この系統の宗教団体が、仮に百あるとすると少なくともニ〜三程度はカルト化すると考えます。
<br />(私の反カルト活動の経験から)
<br />
<br />「可哀相に。他の人はまだソウルメイトの存在を知らないんだ。」・・・
<br />
<br />・・・そんな風に自分が自分の周りを見始めたら、『危険信号』です。
<br />世界人口64億人のうち、いったい何人が「ソウルメイト」なるものを
<br />信じているのか概算で%を計算して冷静になるべきです。
<br />「特定の地域の、特定の宗教団体や人だけ」が真理に気が付いている、と考えるのはとても危険です。
<br />
<br />この本だけで(特定の宗教団体に属そうとせず)自分の心の慰めにしようとしている方には
<br />使い方によっては、有益になりうる本だと考えます。
数年前に「魂の伴侶」を読んで何度生まれ変わっても、人生で必ず出会うと約束してきたソウルメイトという存在の現実を知った。
<br />その後、現在までに日本でもソウルメイトについて書かれた本がどんどん出版された。個人的に家族の死や親友の死、仕事やプライベートの人間関係のために抑鬱状態になった時に私は、この本をきっかけに過去世療法やソウルメイトについての本を次々に求めていった。そして、日本で出版されていた越智啓子著「ソウルメイトの不思議」、飯田史彦著「生きがい」シリーズ、「ブレイクスルー思考」と「ソウルメイト「運命の人」についての7つの考察」と読み進めていくのだが、人生の壁にぶち当たった時に発想転換できる書物の数々である。
<br />自分が出会った回りの人々がことごとく大切な人々であり、自分に辛い試練を与えてくれた人にさえ感謝できる自分になれたことがうれしい、と思えるようになったスタートの一書である。