言ってるコトは今とおんなじ。少し文章や言い回しが堅いのが初々しい。
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<br />この本に詫び状の書き方が書かれているのですが、日常生活において何度となく謝罪する機会がある中で、改めてひとに謝るときのマニュアルとして、すごく重宝しました。きっと読まれた方は「なるほど!」と思うと思います。
相手に伝わるためにはどういう文章を書くべきか?という文章の書き方に対する問いに、まずはゴール(相手へのメッセージ)を考えて、そこから、文章に含めるべき内容を検討していけるようになるために、7つのステップを例文を交えながら紹介している。注目すべきは、最終的には、相手に合わせるだけではなく、自分にしか伝えられない価値有る意見を相手に伝えるためには、どうするべきか?まで触れている点である。
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<br />本書の最後に、「相手という個性に、自分として向き合ったとき、自分の中に湧き起こってくるものがある。その相手だからこそ言いたい事。自分にしか言えない事。そういうものに、私たちはもっと忠実になっていいと思う。」とある。
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<br />これを実現するために、相手の立場を理解するための具体的な方法等に触れている本書は、1つ上の文章力・考える力を目指す上で一読の価値があると思う。
転職活動のまずはじめに読んだ本。
<br />「話す」に次いで重要なコミュニケーションである、
<br />「文章の書き方」について教えてくれる数少ない本。
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<br />筆者の言いたいことを一言で言えば、
<br />『読み手を意識して書きなさい』
<br />なんですけどね。
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<br />自分では上手く文章を書いたと思っても、
<br />思ってるほど読み手を意識できていないものです。
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<br />まずは最低限、
<br />1目的 2伝えたいこと(結論) 3その理由(論拠) 4立場
<br />を踏まえたうえで、文章を書くことの目的である、
<br />5相手から引き出したいアクション
<br />を意識して書くべきと述べています。
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<br />文章が上手いと思っている人も再確認のため、
<br />文章が上手くなりたい人はさらなる研鑽の手引きとして、
<br />一度手にとられることをおすすめします。
<br />きっと新たな発見や、文章力上達への示唆が得られることでしょう。