今現在 我々はものすごいチャンスの中に
<br />
<br />生きている。
<br />
<br />企業ではなく、個人にスポットライトがあたり
<br />
<br />ますます個人主義が進んでいく。
<br />
<br />格差をなくしたいのであれば情報にアクセス
<br />
<br />するだけでは不十分で、教育と継続的な訓練が
<br />
<br />必要であると著者は教えてくれた。
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<br />「技術革新と個人の発展はリンクしている」と
<br />
<br />認識できる。
<br />
<br />力強い一冊である。
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初めの数ページを読んでいて
<br />緊張感のあまりに寒気がしたのは
<br />過去にほとんど体験したことがなかった。
<br />
<br />「カラオケ資本主義」という言葉は
<br />一見、冗談めいた響きを感じるが
<br />その本質は21世紀の社会において至って現実的で
<br />冷酷な事実を容赦なく我々に突きつけている。
<br />
<br />すなわち、以下の一文に集約される。
<br />
<br />「過去の人間を模倣するか、自分の個性を表現するか
<br /> どちらかに決めなければならない」
<br />
<br />IT革命により情報の管理が
<br />飛躍的に容易になった21世紀において
<br />我々人間に突きつけられた命題は上記なのである。
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<br />自分の個性をより魅力的に、情動的に表現できる
<br />卓越した個人が世の中を動かす時代になったという。
<br />自分がどちらの側になるかで世界の見え方は
<br />まったくといっていいほど違ったものになるだろう。
<br />
<br />絶望感と焦燥感を促す衝撃の力作である。
正直これ凄いですね。本書の非常にわかりやすく有益で機知に富んだ示唆とアドバイスをいかにうまく使いこなしていくかちょっと興奮してしまいました。大前研一氏のオビの推薦文を見たのがきっかけで手に取ったのですが『これはいいもの手に入れた!』って。いま時代は大きくパラダイムシフトをしているようです。使えなくなっている知識にふりまわされて後に大きな後悔をしないように今からでも対策を立てていろいろやっていこうと決意をさせてくれた一冊でした。