我が家の小学校受験はこの本からスタートしました。主要小学校であれば、この本だけで十分でした。しかし、この本の魅力はこの点にあるのではなく、小学校受験の心構えを説いているところにあります。この本では、一貫して「小学校受験を楽しもう」と言っています。この本を読み、母親は「冷静に子どもと向き合う」、父親は「いざと言う時の舵取り役になる」ことが重要だと納得できました。我が家でも何度か壁にぶつかりましたが、そのたびに「子どもが成長する過程が重要」だと夫婦で話し合い、乗り越えてきました。なお、小学校受験を経験した人なら誰でも、父親奮戦ドキュメントは臨場感を持って読めるでしょう。誰もが「この物語のようにハッピーエンドになればいいな。。。」と思いながら。
270ページの中に、お受験に必要なエキスがたっぷり詰まっている。そんな本です。年子の私の家では、2年連続して小学校受験を経験しますが、長い年月、必ず、子供の様子や成績を見ながら、迷ったり、悩んだりするときがあるものです。この前も、説明会に出席する道すがら、前に買っておいたこの本を広げたりしています。初めて受験をする妹に頼まれ、これから購入します。
この春、長男が京都にできた附属校に入学しました。本の中には、立命館や同志社の情報もあるのですが、役立ったのは、東京の有名校に合格した方の身に詰まされる奮戦記。特に夫が「わが子を」を読んで姿勢が一変しました。感謝しております。
<br /> 関西では、きっと東京以上に、小学校から私立へ通わせることへの偏見みたいなものが根強い気がしますが、この本は、そういう偏見も消し去ってくれるような思いがしました。
<br /> 同じくこの本を買った知人(娘さんが合格)の言葉を借りるなら、女子校の情報がもっとあればよかったのに、ということです。