世界の国々で、日本人ほど、自分が生まれた国を悪く言い、正しく歴史を理解していない国民が多い国はないだろう。
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<br />世界の国々は、どんなかたちであれ、自分の生まれた国に誇りを持ち、
<br />自国の歴史をよく理解しているものである。
<br />また、世界では『自分が生まれた国の歴史を正しく理解しているのは当然のことであり、
<br />自国の歴史を知らないことは何より恥ずかしいことである』というのが常識であることを日本人はもっと理解すべきである。
<br />そして、本書を熟読し、日本の歴史を正しく理解し、日本人としての誇りを取り戻すべきである。
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<br />今までの日本はいわゆる”進歩的な人々”に騙され続けてきた。
<br />義務教育でも、社会の教師が生徒に対して、『日本人は世界の国々に悪いことをしてきた。
<br />だから反省しなければならない』なんて言っている。
<br />私自身も、「従軍慰安婦」について、義務教育時代には、”事実としてあった”ものと理解していた。
<br />しかし、真実は全くのデタラメである。
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<br />他、東京裁判、教科書問題、竹島問題など、日本人として知っておかなければいけない重要な歴史が数多く書かれている。
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<br />本書を読み進めれば、中国・韓国の言い分を聞く必要がない理由も理解できる。
<br />ハッキリ言って、彼らの言い分は、単なる”言いがかり”であり、ウソだろうが、捏造だろうが、
<br />日本という国が自分達の都合の良いように利用できれば、全て利用してきた国なのである。
<br />中国・韓国は、”日本人の誇り”を搾取することでしか、国を保つことが出来ない後進国なのである。
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<br />個人的には、義務教育9年間に学ぶ歴史より、本書を暗記するほど読むほうがよっぽど、意義のあるものになると感じる。
<br />日本人全員に読んでもらいたい本。
本書は、GHQが路線を敷いた所謂戦後民主主義教育に対して疑問を持ち始
<br />めた方、朝日や毎日の購読者の方で、昨今の新聞の報道姿勢は何か可笑しい
<br />と思い始めた方に是非お勧めしまます。皇室典範、靖国問題、憲法改正、更に
<br />所謂首相の靖国参拝に対する中国・韓国の度重なる内政干渉等など。歴史認
<br />識の問題がやさしく解説されます。昨今、自民党の総裁選挙が話題になってい
<br />ますが、渡部氏が考える、日本がとるべき国家観は安倍晋三氏に近いと思われ
<br />ます。戦前中後の生き証人であり、ブレのない国家観をもつ有数の言論人の一
<br />人として著者には末永く活動してほしいです。
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本書を読み進めるうち、だんだん気分が落ち込んできました。
<br />今やほとんど全ての日本人が、戦勝国が都合の良いように編纂した
<br />『歴史』の方を、本当の歴史として認識してしまっていますが、
<br />私もその一人だったのです。教育って本当に大切だと実感しました。
<br />本書は全くの初学者よりは、ある程度の基礎知識を持ってる方に
<br />オススメしたいです。ご自身の知識の確認・整理用にもってこいです。