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| 日本国破産への最終警告
(
森木 亮
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正直、読んで意味が分からない。内容が高尚で、という意味ではなく、論理展開が勝手に飛躍したり、脱線(経済の本なのに、いきなり環境問題や性の乱れの話になったり)したりしている。データも根拠がなく(30歳以下の人間の3分の一がニート、等)ものが多く、用語も意味が(普通の人では)解らないものが何の解説もなくでてくる。
<br /> さらに、話も日本の経済の悪化を煽るだけで、オリジナリティに乏しい。
<br /> 著者紹介によると、著者は客員ながら大学教授らしい。どうやら、文章を書けない、解釈できないのは学生だけではないようだ。学力低下が大学教員や出版社にも及んでいることがわかる、経済学をとりあげながら教育問題を喚起させるという珍しい本である。
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