今の自分の人生は、これで本当に後悔しないだろうか?
<br />力いっぱい生きてきたと言えるだろうか?
<br />そんなことを思った時、この本はちょっとしたヒントを与えてくれるだろう。
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<br />通勤通学中に軽く読めるので、今の人生にちょっとしたスパイスを求める、
<br />啓蒙書の初心者にお勧め。
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<br />大前流のアクも少なめです(笑
最近の氏の著書には、自分の功績や肩書きや頭のよさや一流人脈の豊かさを自画自賛する文章が以前にもまして多く見られる。何を今更そんなに必死になって自己アピールしなければいけないのだろうか。それらを読むにつれ、氏が獲得したとされる地位や名声や物質的繁栄にもかかわらず、氏自身がまだ満たされず、渇望し、恐れ、不幸であるのではないかと思う。それらの自分の内面の問題をすりかえて、他人が変わるべきだ、日本人は変わるべきだ、などと死ぬまで繰り返すつもりなのだろうか。
著者が中でこう記述しています。
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<br />『おそらくAmazonで書評欄で投稿するだろう「即戦力の磨き方」とあるから
<br />どうやったら磨けるのかの答えが詳述してあるかと思ったら、
<br />考え方や精神論だけで具体案は何も書いていない』
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<br />その通りです。コンパクトな本にその答えは書いていません。
<br />ですが、その精神論や考え方を見直すにはいい機会だと思います。
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<br />これを読んで明日から即戦力が磨けるとは思いませんが、
<br />磨くためにはこれまでやってきたこと、これからやらなければならないにことが、
<br />なんだったのか、または、なんなのか自問自答するにはいい本です。
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<br />もともと著者の本には無駄のものはありませんので、気前よく読んでもらってください。