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お金と正義(下) ( 神田 昌典 )

とにかく私は上・下巻とも、夢中になって読んでしまい、一気に読み終えることとなりました。 <br />神田氏が本当に我々に伝えたいメッセージを、行間から垣間見ることができます。 <br /> <br />■現在から2010年頃までは、いわゆるアメリカ的合理主義に代表される物質中心の社会から <br />心(スピリチュアル)中心の時代へ移る過渡期であるということ。 <br />■物質中心的価値観から抜け出せない国や経営者は、時代が変わった後、犯罪者の烙印を押されている <br />可能性があるということ。 <br />■過渡期であるが故に、現在の競争社会に入り込めず、その狭間に立っているのが、フリーターやニートであるということ。 <br />■次世代のリーダーはニート・フリーターから出現する可能性が高いということ。 <br /> <br />その他、いろいろな学びはありましたが、最後のどんでん返しには本当にたまげました!

ある一定の周期で価値観の転換が訪れる。人は自由意志を持っているという幻想を抱いているが実はある一定のパターンに従って動いている。それは物語のパターンだ。神田昌典はそのパターンのシステムを土台として作り上げ、そこに必要な登場人物を載せて動かすということだけで物語を書き上げてしまったのではないか。 <br /> <br />「ニュースとは世の中を知るために流されているのではない。真実を覆い隠すために流されている。」(p.155) <br /> <br />日々、新しいことが起こるというのは上辺の幻想で、実はある一定のパターンに従って現実は繰り返されているだけかもしれない。そのことに気づくことの大切さを著者は示唆したのではないか。 <br />

この本を買う以前の私は正直言って突然の売上げダウンに悩んでいました。「なんで昨日まで、あんなに売れてたのに、ぱったり売れなくなったんだ!」と9月に悩み続けて「何かあるに違いない・・・何に気づけばいいんだ・・」「壁か・・・」と・・。ところが・・この本の下巻をペラペラとめくってゆくとそこに「もうこの学びは必要ない・・・云々」と宣言せよと書かれていて。藁をも掴む思いで「もうこの学びは必要ない・・・云々」と「呪文」のように唱えましたら。アラ不思議・・・その日から以前のように売れ始めました。この本は読んではいけません。使わねばならないのです。神田先生がまた変な本を書きましたね。小説としては・・「無理があるでしょう。(^^;)」でも面白いですよ。人によっては世界観が変わり悩みが増えますのでご注意。

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