堺屋太一さんの歴史観を踏まえた近未来への洞察力が大好きで、多くの本を読み漁っていますが、この本の内容にも脱帽です。堺屋さんが以前から言い続けていた「知価革命」にむけて日本全体の進むべき道を早く変換していかないと、日本が世界から取り残されて行きそうです。官僚や政治家はもちろんのこと国民一人一人が日本の将来について真剣に考える時期に来ています。最近景気が回復してきたと伝えられていますが、本当に日本が方向転換を果たすためには、もっともっと苦しい時代が待ち受けているような気がします。それでも我々の子孫の時代まで日本が繁栄し、世界でレーダーシップを取るためには今は耐えるときだと思います。より一層、身を引き締めて頑張っていこうという気になる本でした。
サブタイトルに「世界の主役であり続けるために」とあり、具体的な記述を期待したが、結局はカバーにも記載された「徳」という心のありようということに落ち着いてしまった。
<br />また堺屋氏が過去や現状の分析に力点を置くのに対し、稲盛氏は倫理感や行動面を主張し、なんとなく噛み合ない部分もみられた。
<br />「日本の社会戦略」というタイトル通りの内容には及ばないが、それでも現状の問題点はうまく押さえていて説得力がある。問題の解決にはほど遠いが、その最初の一歩である問題の認識には良書といえる。
そう、そう、その通り!
<br />よくぞ言ってくれた!!という感じ
<br />私が、ここ数年来思っていたこととピタッとはまったのでビックリした。
<br />後は、実践あるのみ!
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