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| 高次脳機能障害 どのように対応するか
(
橋本 圭司
)
「池谷裕二先生は著書の中で「一生使い続けても脳は疲れない」と書いていらっしゃいます。
<br />確かにそのとおりなのだろうと感嘆させられました。一方、高次脳機能障害者の場合、
<br />約千億個あるはずの神経細胞のうち、相当数が負傷しています。それを考えれば、脳が
<br />疲れやすいという事は、容易に想像がつくのではないでしょうか?(本文p52)」
<br />
<br />言っている事がさっぱり分からん。疲れないはずの脳は細胞が負傷したら疲れる脳に
<br />なると、そう言いたいのか!? 仮にもし頭を打って大量に脳細胞が死滅したとしても、
<br />全滅する訳ではないので結局、脳は疲れないという己の特性自体を失うことはない
<br />はずなのだが。 このおっさんは池谷裕二氏を否定したいのか肯定したいのか。
<br />
<br />いずれにせよ、あんまり大脳生理学の常識を覆すような事は言わないで頂きたい。
<br />高次脳機能障害の当事者である者としては居た堪れない気持ちになる。
<br />
<br />せっかくケーススタディや対処法の項目は個人的な経験からも間違った事は
<br />書いていないように思われたし、記載も詳細で素敵なのに(このあたりについては
<br />絶賛できます)、残念なことにこの一節で何か全てぶち壊された感じ。
<br />
<br />僕らは、この筆者のおっさんの想像する次元をはるかに上回った苦しみを抱えて
<br />いるということです。
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