う〜ん、評判どおり、いい本ですね。
<br />・本全体を通して、親が子供を心から愛して接することの重要さを説いています。
<br />・具体的な状況例が沢山書いてあって、自然に(ちょっとずつ)こういうときはこうしようというコツが身につくように感じます。
<br />・本の前半では、「子供をしかるときは、子供自体をしかるのではなく、子供がした事に対してのみしかるように」ということが書いてある。自分なりに解釈するとこんな感じか→「なにやってるの!だめな子ね」は最悪の言葉。「どうしたの?○○しちゃいけないでしょ?花子もわかってるよね。パパ、花子のこと大好きだよ、もう○○はやめようね」がOKかな・・・
<br />・本の後半は、子供にとって親は絶対的な存在、その親が心から愛情で子供に接することがどれほど子供にとって重要かを繰り返し述べています。
<br />読んだ後、子供への接し方が変わっています。繰り返し読んで内容を身に付けたい良書です。
とても良い本ですが、正直中身が薄いことも否めません。
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<br />正直なところ、目次と見出しを読むだけで、十分なところもあります。
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<br />もちろん全部読んでも、非常に具体的なので、学ぶところも多々あります。それなのになぜ中身が薄い印象があるのでしょうか。
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<br />それは対象となる子供が2歳から13歳くらいまでだからです。だから自分の子供が幼児だと、小学校高学年のケースなどは直接は関係ないケースとなってしまうのです。本の中の少しだけある幼児教育向けの話だけが、自分に直接訴えることになるので、全体としては中身が薄いと感じるのです。
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<br />でもそれはまあ仕方ないといえます
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<br />それ以外は、ほんとうに良い本だと思います
この本は、詩「子は親の鏡」という作品がベースになって書かれたものです。それは50年以上も前の1954年に書かれたものですが、新鮮さを全く失っていない事に驚かされます。それだけ、本質を突いているのだと思います。
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<br />すべては「子は親の鏡」というタイトルに凝縮されていると思うのですが、結局、子供は親の様になるという事です。だから口先だけで対応していれば、子供も口先だけの人間になっていしまう。そうならば、親としてどの様な姿勢でいなければならないかを説いたのが、本書です。
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<br />我々の行動は、個々が持っている価値観に左右されます。言い換えれば、価値観が子供に移っていくのです。だからこそ、確固とした価値観を築かなければいけないのだと思います。
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<br />筆者は多くのことを書いています。いきなり全てを実践しようとせず、もっとも足りないと思う事を少しでも改善できればと思います。