上巻に負けず劣らず北方テイスト満載な下巻。
<br />楊家軍と「白き狼」の決戦はまさに手に汗握る描写で、この場面を読むだけでも元手は十分取れる。
<br />しかしラストを読むと、無敵に思われた楊家軍の前に立ちはだかった壁に人間のはかなさを感じてしまった。
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<br />解説によると2006年12月に後日談(?)が出版されるらしい。
面白いです!憎い位強い遼の白き狼こと耶律休哥と楊業&楊延徳の死闘、延平の最後など読み所満載の下巻です。<br />騙されたと思って是非一度読んでみて下さい、楊一族の武門の家系としての誇り高き生き様には鳥肌&号泣必至です!
ラストスパートが素晴らしかったです。
<br />ぐんぐんと「え?あとコレだけなの?」と感じながらも、進んでゆく頁…
<br />上巻からの期待を損ねる事もなく、最後の最後まで話をじっくりち味わう事が出来ます。
<br />実力だけで勝敗は決まらない、戦う事の厳しさや運が交錯してます。
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<br />この続きが刊行される予定らしく、きっと楽しみにしている方も多いと思います。
<br />オススメですよ!!
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<br />あ!「解説」は是非、本文を読み終わった後に読む事をオススメします。
<br />読んでも、私はつい癖で読んじゃったのですが、それで面白さが半減された事は無かったのです。
<br />しかし、少なからずネタバレしてあるので(^_^ゞ