難しいことを細かい字でびっしり書いた本はいくらでも
<br />あるけれど、「しょ〜もないこと」を「でっかい字」で
<br />書いてある本って私は初めて♪♪
<br />しかもその「しょ〜もないこと」が風刺が効いていて
<br />まぁ何とも楽しいこと。
<br />あれから40年…が良く出てくるフレーズだけれど
<br />あれから23年の我が家でも全て通じることばかりで
<br />ふっと気を抜きたい時にひらいては「お互い様よね」
<br />などと思ったりします。
<br />文字を読んでるだけできみまろさんの声が聴こえて
<br />くる感じ。あれだけ売れた人だからこそ出せる本ですね。
<br />小難しい理屈を聞きながら飲む薬より、楽に効く薬の
<br />方が体にはいいとすると、これはまさに読む薬かも
<br />しれません。
これをタレント本といってしまっていいのでしょうか?
<br />
<br />だめですよ!
<br />
<br />この本はですね、きみまろさんのネタ本なのですね。
<br />
<br />大きな文字でぎっしり180のネタが書かれています。
<br />
<br />いやはや、あれなのね。
<br />
<br />こうやってネタをためてですね、お客さんにあわせてネタを組み合わせていくのですね。
<br />
<br />ちなみにタイトルの
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<br />失敗は顔だけで十分です
<br />
<br />・・・はネタの1つですね。
<br />
<br />これをうけたネタが面白くてですね、
<br />
<br />冒険も顔だけで十分です!
<br />
<br />最高です。
何なんでしょう?この中高年限定の,恐るべきネタの破壊力!あとがきで小倉智昭さんも書いていましたが,対象年齢より下の人にはそこまではウケないようです。しかし,言葉・語順・間などが中高年向けに精選されているのがよく分かります。脱帽!
<br />
<br />【良い点】
<br /> ●字が大きい。
<br /> 1ページにつき1ネタです。中高年への配慮?
<br /> ●純粋なネタ帳です。
<br /> 使ってみたかったけど,つい忘れてしまうあのネタやこのネタがつまってます。実用的。
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<br />【悪い点】
<br /> ●本としては読み応えがない。
<br /> ネタ帳ですからね。15分程で流し読めます。
<br /> ●CDのネタと重複する物が多い。
<br /> 何回見ても聞いても面白いのですが,「ちょっと損した」感は否めません。
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