この本を読んでいると、母親の私は、とっても癒される気持ちになります。日々の子育てを振り返り、反省もしつつ、“やっぱり子供そのもの、全部含めて大好きだわ”と穏やかな気持ちになる本です。正直、子供に読んで聞かせてみると、反応薄く、子供より母親向きかなと思います。
まず、タイトルの「いいこってどんなこ?」には、回答が得られません。
<br />うさぎのお母さんは、子供の質問にきちんと答えていないのです。
<br />「子供が何をしても、お母さんは子供が好き」
<br />それだけです。
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<br />それはそれでいい事なのですが、子供に対して
<br />「何をやっても、どんな悪いことをしても好きだよ」
<br />では教育の上で好ましいとは言えないでしょう。
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<br />たとえば、育児に疲れたお母さんが読むといいかもしれませんね。
<br />でも子供に読み聞かせるような本ではありません。
2歳の娘に「ママだいきらい」と言われた日、悲しくてネットをさまよいこの本に辿り着きました。
<br />この本を読んで、私は自分の言うことをハイハイきく子が好きなのかな…?。と考えさせられました。そして、そうではないことに気付くことが出来ました。
<br />自分のために買った本ですが、今は娘と私二人のお気に入りの本になりました。
<br />いつも3度続けて読んでいます。1度目は絵本の通り。2度目は絵本の中のうさぎのバニーと娘二人への言葉として。3度目は娘だけへの言葉で。
<br />読んだ後は、もちろん二人ともニコニコです。