合格するためのノウハウあるいはスキルを期待して購入した。他の書評も良かったので期待していたので、落胆が大きい本だ。
<br /> この本にはいわゆる受験で勝つためのスキルは皆無であるといっていい。ようは受験生の母親が今はやりのブログ調の乗りで書いた本である。受験に疲れた母親が読んでホッとするのであろうが、合格させるための内容はまったく無い。それを期待する方は他を当たるほうが早道である。
<br /> この本を読んで子供が合格するのかというと、母親が自己満足してそれで終わりというレベルだろう。共感できる部分も確かにあるが、読者が読んで合格する前に泣いてなんになるんだと思ってしまう。
<br /> これだけ受験が厳しくなっているのだからもっとまともな体験記を期待したい。
まもなく塾学年の6年生を迎える娘を持つ私にとって、涙なしには読みきることができませんでした。娘が小学校3年生の2月に「受験したい」と言っていたにもかかわらず、中学受験の何たるかを調べることもせず、小学校4年生の11月になって初めて進学塾の門を叩いた私・・・。遅かった。結果苦しい思いを強いられているのは娘本人。この本と出合い、それぞれの家庭で、それぞれのドラマがあると確信し残り1年2ヶ月の受験生活を娘とともに戦っていく勇気を頂きました。受験生をお持ちの方、ティッシュボックス片手に読まれることをお勧めします。
中学受験は子供と母親の二人三脚という言葉を聞いたことがあるが、この本は、二組の母子がタッグを組んで苦悩と紆余曲折を乗り越えて中学受験合格を勝ち取るというドラマ。
<br />家庭毎に、こういったドラマがある。
<br />子供の学力水準は初めからかなり高く、むしろ、両家庭における中学受験期までの家庭学習や家庭習慣を知りたくなる。
<br />印象として感じるのは、著者である2人の母親の、インテリジェンスの高さと、それとせめぎあう情緒面、せつなくなるような子供への思い入れである。母親は、合格発表を見て号泣することもかなりある。むべなるかなと思う。
<br />著者である2人の母親に素直に拍手を送りたい。