心待ちにしていた18巻です。
<br />18巻目が出るまで同作家の他の作品を何冊か読んでみました。
<br />そしたら登場人物の設定が殆ど同じなんですね。
<br />西国出身、脱藩、凄腕、等々・・・。
<br />これでは「飽きちゃうかな」って感じです。
<br />どれも江戸時代の「サラリーマン金太郎」的なストーリー展開です。
<br />小林奈緒と手を握って千住大橋を渡った16巻は泣けたんだけどね。
<br />
<br />「亡国のイージス」の作家も自衛隊・諜報機関ものが多くすぐ飽きて
<br />しまいました。内容がほとんど同じでした。
<br />
<br />18巻目は「居眠り磐音江戸双話」シリーズとしては正常進化している
<br />とは思います。個人的には小林奈緒と結ばれて欲しかったけど・・・、
<br />良い人過ぎるんだよね磐音の設定が。
<br />他のシリーズは読まないほうがいいと思います。
居眠り磐音江戸双紙シリーズ第十八弾。超人気作家が陥る流れに、「おまえもか、佐伯泰英」といいたくなる。坂崎磐音ファミリーがそのままに、淡々と考え動くだけで、筋立てになんの工夫も、新鮮みもない。稼げるうちに稼いどく。まあ、一月に「文庫書き下ろし」を最低一冊発売するのだから、文字のポイントを上げて、上げ底の菓子折のように、ページ数を水増ししはじめるともう止まらない。中身は何にもない、駄作になってしまう。
<br />池波正太郎、藤沢周平、白石一郎亡く。久々に、時代物を堪能できる作家登場に拍手喝采していたのは、昨日のことのよう。
<br />佐伯泰英よ!もっと腰を入れて本格作家に立ち返れることを望む。