小さい頃、将来は医師や先生になったらといっていた親が、医師と先生にはなるもんじゃないと言うようになった。とかく聖職といわれるこれらの職場の厳しさが世間に知れ渡るようになったということでしょう。80年代は荒れる中学校問題が小学校まで波及した時代で教室は学級崩壊寸前でした。
<br />ヒロイン「りん」は別におませではありません。小3にもなれば初恋だってします。同年齢の男子のほうがむしろ幼くて、校門でバレンタインをもらった時、恥ずかしさで駆け出した思い出があります。
<br />子供は大人のことを実に良く見ています。本能的になつくべき相手が分かるのでしょう。誰だって自分にかまってもらいたいのです。
<br />学校の実務は良く存じませんが、小子化の今だからこそ30人学級に2担任制を導入するくらい次世代育成に力を割り当てても良いのではないかと思います。国会議員は3分の1に減らして。
<br />新任「青木」先生が、学級の壁、教職員間の壁、PTAの壁、そしてなにより「りん」の心の壁をどのように乗り越えていくのか2巻を楽しみにしています。自殺して打ち切りというオチは無しですよ。
主人公は新任の小学教師とその生徒の女の子です。
<br />まじめで純情な少々空回り気味の大人が、小悪魔系でエロだけど純真でもある少女に振り回されます。
<br />下着姿や裸もよく出てきてエロネタ満載ですが、話の流れや絵の感じもあって、無防備であけっぴろな印象の方が強かったです。
<br /> 主に学校を舞台にして、日常の中で恋と誘惑と気持ちのすれ違いにドタバタしていきます。
<br />多難な恋の予感が満載ですが、暖かな気持ちで、活力の出る気分転換剤として読んでいただけたらいいのではないでしょうか。
あーエロぃ。
<br />これはもぅエロ本ですよ。
<br />いや、むしろ見る人によってはエロ本よりエロぃかも。
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<br />と、云う冗談はさておき、
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<br />「少女」がふと見せる「女性」の表情とか、しぐさ。
<br />そういった空気感の描写は秀逸の一言。
<br />買って損はまったくありません。