現在高校二年生です。<br>特に百人一首を勉強しようという気はなかったのですが、本屋でぶらぶらしﾄいる時にふと手に取って見たのがきっかけです。<br>中身を見た瞬間びっくりしました！<br>国語便覧のような（むしろそれより鮮明なくらいの）印刷でしかもそれが全ページ！<br>そして皆さんもおっしゃっていますが、何より美しい写真の数々です。<br>前述の通り、百人一首を勉強する気はなかったのですが、写真集を買うような気持ちで購入しました。<br>家に帰って熟読したところ、結果的に古文の勉強にかなり役立ちました。<br>古典の雰囲気や、その情景が現在の写真によって再現されていることによって古文を読む姿勢も変わりましたし、なにより解説が詳しくそして読みやすいので、和歌に限らず受験古文に十分通じる文法を勉強できました。<p>古文が好きになれない人、古文が暗号のように見えてしまう人(笑)などなど、そして受験生ではない大人の方にもぜひおすすめです。<br>この値段ですから写真だけでも十分買う価値があると思います。

学参なので、百人一首を「勉強」するのには最適だろう。<br>歌意、鑑賞、作者解説、語句・語法・表現の文法解説が、<br>けっこう詳しく書かれているので、勉強にはなるが、<br>先生方の著書なので勉強になるだけかもしれない。<p>有名（勉強に重要）な歌（２０首）、<br>田子の浦～、花の色～、めぐりあひて～、嘆けとて～、<br>大江山～　などには２ページを割き、<br>これらの歌の背景や歌人のことなどが分かりやすく書いてある。<p>学参ではあるが、この本の良い点は、<br>きれいな写真が豊富に使われていること。<br>天の橋立や東大寺の桜、富士山などの自然写真は美しく、<br>癒されながら、歌を鑑賞できる。<br>また、和歌に関連のある写真を用いることで、<br>イメージや創造力がより膨らむ。<p>古典を勉強するのにはとっても良いし、<br>この内容で、この値段はかなり安い。 <br>百人一首の入門書としてはオススメの一冊である。