なかなか素敵な北欧デザインのニットブックがなく、結局自分が編める範囲のものにしか手が付けられなかったのですが、この本を見つけて本当に楽しくなりました。色々な編み方が一冊にまとまっているのが素晴らしいと思います。確かに、全くの初心者向けではないので、ある程度編み物の知識と技術習得が必要かもしれませんが、流行りすたりがない分、いずれ挑戦するための目標として本棚に飾って時々眺めるのもいい本です。
この本は、普段セーターを編むにはまぁ知らなくてもいい技法ばかりが載っています。が、面白いです。なるほど〜って感心してしまいます。そして試してみたくなります。英語の編物用語のプチ翻訳も載っています。それからビーズニッティングとドミノ編みもあるので、著者の過去の本をお持ちでない方でそれらを知りたい方はこちらの方が(他の技法も載っている分)お得だと思いますよ。
本の通り、不思議ですてきなテクニックがのっています。感動したのは袋編み。二本針で袋状に編めるなんて想像もしていませんでした。手袋の指などにも使えるとありましたが、編み方が載っていないので(ぜひ載せてほしかった)☆4つです。白樺編みは拾い目がめんどうですが、エストニアスパイラルにはそれがないのでかなり楽出来そうです。でも、編み地のかわいさは同様なのでぜひ試してみたいと思っています。リストウォーマー使った事ないのですが、今年は作ってみようかなと言う気になりました。