スポンジで行き詰まっていたときにこれに出会いました。
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<br />私はいつも共立て法でやっていたのですが、普通の本だと『湯せんで泡立て、少し温度が
<br />上がったら外す』というものばかりだったのに、この本は『(卵液が)40度になるまで高
<br />速で泡立て、湯せんから外して今度は冷めるまで泡立て続ける』という、聞いた事のない
<br />方法が書いてありました。
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<br />半信半疑で、でも、とりあえずやってみるかと思い実行すると、フンワリとした美味しい
<br />スポンジが焼きあがりました。
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<br />これに気を良くして、ロールケーキを焼いてみたのですが、ここでも、中に包むクリーム
<br />が生クリームではなく『ディプロマットクリーム』という巻きやすいクリーム。
<br />卵黄と砂糖をよく混ぜ、そこに白ワインでふやかしたゼラチンを入れて6,7分立てにし
<br />た生クリームと混ぜて使うのですが、クリームがだれてこないので、お土産に持っていく
<br />のに、崩れたりする心配もなく、しかも味もよくて(コクが出て、生クリームだけよりも
<br />美味しい)とても気に入りました。
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<br />あと、パウンドケーキですが、同じ配合なのに4通りもの作り方が紹介されています。
<br />興味本位で3種類ほど作ってみましたが、不思議なことに作り方ひとつでこんなに味が変わ
<br />ってくるものかと驚きました。
<br />マーブルクグロフも作ってみましたが、とても美味しくできました。
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<br />とまぁ、すごくお勧めな本ではありますが、お菓子作りが全くの初心者なんです!という
<br />方でも、もちろんいいとは思いますが、ある程度お菓子作りをされている方に向いている
<br />ような本・・・そんな感じがしました。
<br />私のように、他の本で色々試しに作ってみたけど納得いくものができず、行き詰まって
<br />しまった、こんな方にはさらにお勧めの一冊です。
おいしいスポンジケーキが焼けました。
<br />基本が丁寧にかかれていて、タイトル通りのなぜ?がわかります。
<br />どのケーキもあっさりしているので、たくさん食べ過ぎてしまいます。笑
<br />お菓子の基本を学ぶには良い本だと思います。
この本で私が特筆したいのは、シュークリームのカスタードです。
<br />いつも、艶がなくてブツブツ、舌触りの悪い、まずいものしかできませんでした。
<br />で、この本のレシピどおり作ってみたんです。
<br />つやつや〜(=o=)なクリームが出来上がりました。
<br />どうしてそうするのか?という説明が明白で、とっても分りやすいです。写真もツボ押えてますし。
<br />表紙は結構派手ですが(インパクトありますね)中身は教科書っぽいので、今まであまりじっくり見ていなくて・・・。反省。
<br />これはタメニナル本だと思います。