内容:
<br />卵は個数ではなくグラム表示ですし、「244g」や「57g」などの端数は当たり前。
<br />初めに目を通したときは、その計量の細かさに躊躇するかもしれません。
<br />ただ、この本のキモはそこだけではなく、作業のアドバイスにもあると見ました。
<br />なので、”5g前後の誤差は当たり前”というズボラな私でも大丈夫でした。
<br />たとえば、通常のレシピ本では
<br />・ 「切るように混ぜる」
<br />・ 「生地にツヤが出るまで混ぜる」
<br />・ 「角が立つまで泡立てる」
<br />という表現をよく見ますが、それらについて、ゴムべらの向き、何回混ぜるのか、ハンドミキサーの速度を変えるタイミングなど、詳しくかつ具体的な指示が書いてあります。
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<br />レシピ:
<br />・ スポンジケーキ(ロールケーキ2種を含む4種)
<br />・ パウンドケーキ(4種)
<br />・ サブレ(6種)
<br />・ スコーン(4種)
<br />・ シフォンケーキ(3種)
<br />・ フィナンシェ(5種)
<br />・ チーズケーキ(ベイクドタイプとスフレタイプ)
<br />他に、道具や材料についての簡単な解説がありますが、特別な道具などを使っているわけではなく、これはそれほど重要でないようです。
<br />個人的には、スポンジ生地はもちろん、パウンドケーキとフィナンシェがおすすめです。
<br />ただ、タルトやパイ、シューのレシピがないのがこの上なく残念です。
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<br />味:
<br />たしかに、とくにスポンジ生地の場合はカステラのような甘さを感じましたが、たぶん「しっとり」のために必要なのでしょう。
<br />ただ、スポンジ生地はそのまま食べることが少ないため、デコレーションする生クリームの糖分を控えめにしたり、果物の甘さが思わしくなくても、スポンジに救われるという”余得”もあります。
お菓子つくりをはじめて半年。
<br />本をあれこれ買いましたが、いまだにこの本がベストです。
<br />この通に作れば、失敗なんてありえません。
<br />レシピ自体はほかより「ひとてま」多いこともありますが、
<br />上達のための近道!と、張り切ってチャレンジしています。
<br />もっと沢山の種類を出して欲しい・・・
レビューを参考に購入したのですが、早速作ってみようと思いレシピをみたところ、分量の記載が細かくて驚きました。卵だったら個数などで記載されているものだと思っていたのですが、この本はグラムで記載されてあります。私のようなお菓子初心者であり簡単に作りたいと思う者には、分量が細かすぎて作ることにめげてしまいました。シフォンを作ろうと思って、卵白を冷凍すると書いてあったのですが、そんなに卵白を冷凍するほど冷凍庫も大きくなく、とにかくいろいろと難しくて大変でした。全体的に本の内容は、お菓子作りを研究なさって、この分量の細かさが計算されていることはわかるのですが、分量のことが細かく記載されていることが書いてあれば買いませんでした。