絵本の読み聞かせはよいとはきいてはいるが、うちの子供たちはまったく絵本に興味がない・・・。と嘆いていた去年←2005 子どものお稽古で知り合ったママにこの本を教えていただきました。まぁ、何回も何回も読まされ、ついにそら読みができるよう←子どもたちがなりました!たべたのだあれも購入しました。 これを機に本が大好き!図書館が大好き!になりました。絵もかわいいし、単純に楽しい本で子どもにはわかりやすかったのかもしれません。
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1977年発行の本で、わたしが持っているのは108刷。ロングセラーですね。色やデザインが気に入りました。左ページに描いてあるろうそくやくつしたといったものを隠している動物を右ページからさがすという趣向の絵本です。まだ無理でしょうと思いつつ1歳半の甥に見せてみたら、隠している動物を見つけることはできませんでしたが、そのようなことはお構いなしに、とても気に入った様子。色使いも原色ではないし、背景色と動物の色が似ているものもあって必ずしもぱっと目を引くページばかりではないと思うのですが、意外にも離しません。子どもには原色でめりはりのある絵で・・・・という思い込みを覆された本でした。(個人差はあると思いますが) やはり、質の良いものは子どもの感性にも響くのだな、子どもは大人の思い込みを越える感覚をもっているものなのだなと考えさせられました。「たべたのだあれ」とともにおすすめです。大人にも子どもにも・・・・(ただし、いわゆる「大人の絵本」ではないので誤解のないようご注意ください)
この本を買ったとき、うちの娘(1歳5ヶ月)には早いかなぁと思いました。左のページに書いてある日用品...「くつした」とか「歯ブラシ」とか...を、動物がたくさん書かれてある右ページから探すのですが、タヌキのしっぽが「くつした」になっていたりして、子供には探すのが難しそうなんです。でも、読み聞かせて一緒になって探しているうちに、子供はそのうち捜せるようになってきます。すごいですね。これは、子供の成長を感じられる本でもあります。
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<br />絵の配色もなかなか良くて、娘のお気に入りの一冊です。