今回タイを訪れるにあたり、なんとなく軽るく読めそうだったので手にしたこの本。いやーおもしろかった。<p>しかし、いつも高野の本を読んで思うのは彼が以外にも?真っ当な感覚を持っているということ。高野と言えば世界の僻地を歩き続けている男。世界を旅するうちになんだかちょっとフツーじゃない風貌や考えになってしまう人を今まで何人も見てきたが、この男のように世界のへんてこなとこばかりを好んで旅しながらも、こうして以外にも視点が一般大衆とズレていないとうのもめずらしい。<br>自分自身の体験談をまじえながらタイを色々な側面から分析をする高野の文章にはまるで子供のような無邪気さが見え、タイに詳しい人にありがちなイヤミがなく好感がもてる。<br>タイに行かない人にもお勧め!!この本で垣間見るタイはあまりにもゆるく、そんながんばらなくてもいいのかも?と、なんだかたのしくなる、そんな本。
確かによくタイ人を描写していると思ったけども、日本人の観点から<br>見るタイ文化、タイ人なのでどうしても著者の主観性がでてくる。アメリカ人が日本の銭湯、ラッシュアワーを見たら違和感を持つのは当然でそれをおかしいと思うのは当たり前。もっと客観性が欲しかった。外国人が連れているタイ人の九割は娼婦であるとか、王室のテレビのニュースはいつまでたっても日本人の私には馴染まない。と偏った記述も多い。まずタイ人がこの本を読んだら絶対いい気はしないだろう。
名門チェンマイ大学日本語講師として、タイ人と接してきた著者ならではのタイ人気質、文化等、大変参考になりました。<br>私もチェンマイ、バンコクに学生時代からのタイ人の友人がいるのですが、今まで感じてきた様々な疑問がスカッと解決した気分です。<br>今回タイ関係の本を4冊まとめ買いしたのですが、この本がイチバン参考になりました。イチ押しです!