恐竜の話だけどまさに人間の母子の話だと思いました。母親が優しい気持ちを小さい時からちゃんと教えていけば外見や周りの評価は関係なく、やさしい思いやりのある子に成るんだと素直に思いました。今世の中家族同士でも殺しあう時代に基本は母親の気持ちなんだなと改めて深く考えちゃいました。絵本って子供だけのものってイメージがしましたがこんな質の良い絵本が沢山あるんだってことに感動してしまいました。私には大人の難しい本よりこういったストレートな気持ちのほうが深く心に響いてきました。子供がいる人ならなおさら深く感じるかも。最後は気持ちが分かりすぎて泣いてしまいました。娘はビックリしておりましたが素直に涙出てきちゃいます。
怖い人もやさしい人も、生まれつきなんてことはないんだと考えさせられます。
<br />マイアサウラのお母さんは、血のつながらないティラノサウルスの子ハートを、自分の子供同様にやさしく、愛情を持って育てていきます。正体が何であっても、自分の育てた子供ハートに違いはないというお母さん。たとえ離れてしまっても、これからもハートはハートとして生きていくことでしょう。どこにいても、いつまでも愛していると言ってくれるお母さんの存在は、ハートの心の中で永遠に輝き続けるのでしょうね。
凶暴なティラノザウルスの赤ちゃんを育てた、草食動物恐竜のお母さん。
<br />そのお母さんや兄弟と過ごした後、自分はティラノザウルスだという「真実」
<br />に気づいてしまう。皮肉な恐竜人生だ。
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<br />凶暴という生き物、しかし、その「命」の方を重んじたお母さん恐竜の心の持ち方に感動、その決心と子供を育てぬくという意志の強さにも感服。
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<br />自分の姿を知った、ティラノザウルスは自分の運命を受け入れ、ティラノザウルスとして生きていきながら、今度は自分にしか出来無いこと、お母さんと兄弟を守るという使命を見出した姿にも心強いものを感じた。
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<br />4才の子供に読んであげたが、恐竜という形の先入観が強すぎてストーリーを理解できなかった様子。お母さん・兄弟を守る事が、なぜ戦うことになるのか、ここでわからなくなるみたいだった。子供が理解出るとすれば、小学生からかな?と思う。