NHKでアニメ化されて、遅まきながら知った次第ですがが、癒されるシリーズです。シリーズ全冊の一気読みがお薦め。
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<br />シリーズ三作目の本作では、日常生活に散見する和心を、丁寧に掘り下げています。ちょっとした解説書になっているのに、登場人物達が愛くるしくて、押し付けがましさが全くありません。気軽に読んだあとに、心地よい収穫感がある一冊です。
大人も楽しめる絵本って、いいですね。
<br />和の良さをじんわりと実感できる本だと思います。
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<br />落ち着いた文章、細やかで優しい描写に、心があったかくなります。
<br />しばわんこ(犬)、みけにゃんこ(猫)、登場人物がおちゃめで可愛いです。
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<br />今作では、「こどもの日」も描かれていますので、
<br />お子様を持つ親御さんへのプレゼントにも良さそうです。
<br />日々を楽しむ心、四季を感じる心が育つ一冊です。
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<br />うちでは、子どもが7歳頃から「季節の行事」や「礼儀」に興味を持ち始めたので、
<br />いっしょに絵本を見ながら、和のこころに触れています。
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<br />日本の伝統的な礼儀作法も分かりやすく描かれていて、
<br />ちょっとしたストーリーと一緒に自然に頭に入っていく、心に沁みていく感じです。日本の文化の良さを再認識できました。
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日本の伝統文化や、風習を、ほのぼのとした癒し系のキャラクターたちが紹介する本シリーズの特徴は、意外と知っていそうで知らない、古くから伝わってきた年中行事にまつわる様々な事柄を、分かりやすく楽しく再認識、実践できる内容にあります。第3弾の本書は、今の季節柄にふさわしく、金太郎、菖蒲、鯉のぼりなどのいわれや、兜の折り方を教えてくれる『端午の節句』に始まり、『お盆』、『江戸時代の園芸』では、日本人の情緒を、影ふみ、Sケンなど懐かしい『野外での子供の遊び』を、漢字の形から丁寧に説明した『十二支』の由来、しばわんこの虎革パンツ姿もかわいい『節分』、手ぬぐいなどのデザインとしての『文様』と充実した内容です。お子さんと一緒に読んで見るのも良いかと思います。