繰り返し何度も読んでいて、ここに書かれていることをいつもずっと忘れないように生きていかなくてはと思っています。<p>自然に対して、全ての物事に対して、畏敬の念をほんとに持っていたら、いわゆる「環境」「エコ」にはならないな、ということもよくわかりました。<br>知恵は、知識と違い自分だけで身につけられるような、浅いものではないことも。<p>山田、鈴木、田中、林など、名字に自然を冠する私たちなのにどうなってしまったのでしょう。<br>鍛冶屋のスミスさんのように職業を持ってくる人たちとは違ったマインドが、自然とグリーンとの間に流れているはずです。<p>勤めていた会社を退職するときのスピーチにも、108ページの格言を使わせてもらいました。<p>これからも何度も読むことになると思います。<p>強くおすすめします。<p>文庫もあります。
アメリカ・インディアンの暮らしの中から、その知恵を探る本。<p> 探る、と言っても、肩肘張った学問的なものではなく、あくまで彼らの暮らしを見つめ、伝承を紐解き、教えを請い、自分をみつめるための本です。彼らの間に伝わる寓話や格言をそのまま表記し、あえて解説していないのも、「自分で考えて、単なる『知識』ではなく『知恵』として身に付ける」という彼らの考え方を尊重したものでしょう。<p> 確かに、土地柄・民族的な特徴の差異から、インディアンたちの教えをそのまま受け入れることは、もちろん有り得ないことですが、いずれの文化にも、どこへ持って行っても通用する普遍的な「知恵」というものは、やはり存在します。そしてこの本は、古い歴史を持つ彼らが、なぜいまだに自然に寄り添�!��た暮らしをしているのか、そのわけを考えさせてくれる良書だと思います。
飾らない言葉こそ、人の心をうつもの。<br>アメリカ・インディアンの言葉はまさにそのものです。<br>短い言葉が意味することが何なのか、想像をふくらませながら読んでいくと、<br>なぜか気持ちが落ち着いてきます。<br>都会の人気に疲れている人などにお勧めします。