売れているので読んでみたけど、それほどではなかった。
<br />ある家族のお話。それだけといえばそれだけ。
<br />前半は特に面白くもなく、読むのを途中でやめようかと思ったほど。
<br />私の小学生時代のほうが話は沢山あるぐらいだ・・。
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<br />だいたいこの手の話は同じ。
<br />人の死や感じることは共感するだろうと思う。
<br />題名で上手くひっぱってもいる。
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<br />家族とうまくいってない、いかなかった自分としてしては、
<br />生活は苦しいながらも母親と心を通わせることができて良いな〜、と思った。
<br />関係があるから書けるもの。
<br />酷い親子関係なら、本も出せないだろうし、売れもしないだろう・・。
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<br />親とは接したくもなく、住むなんてもってのほか、
<br />親が死んでも何も感じず、それどころか死んで良かった、と思う人間もこの世の中にはいる。
<br />オトンもオカンとも上手くいかない人間もいる。
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<br />人間色々だよな〜。。親との関係もいろいろ。
<br />だから、感想はそれぞれだと思う。
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<br />ボクはもっと色々できたかもしれないし、オカン、オトンも。
<br />こういうのは完璧はない。
<br />それに他人の家族。
<br />共感はできるところはあるにしても
<br />これを良い悪い評価することは本来出来ないと思う。
<br />誰でも親子関係の話ならあるだろうし、書けるだろう。
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<br />読後、どうせなら、東京タワーに一緒に登ればよかったのに。。と思った。
<br />なんでも後悔は残る。
<br />自分の家族に照らし合わせて大切にして欲しいというのがメッセージかもしれない。
<br />だから、私も少なからず最後に感じた。
<br />どうせなら、東京タワーに一緒に登ればよかったのに。。と。オカンきっと喜んだろう。と。
<br />各々の家族で考え出来るなら、この本は良い本になると思う。想うだけでも。
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読むに耐えない醜悪な代物。文章も構成も小説の体を成しておらず、文体というものがない。だからといって型破りな魅力だとか新しい要素や手法は皆無、ただ単に稚拙で平凡で、「おまえそのフレーズが気持ちいいから言いたいだけだろう」と思われる狙いすぎで不適切な表現の数々は読んでいる方が恥ずかしくなる。しかもそれに対する開き直りというか、わざと気づかないフリをしているフシが感じられる。これを平気な顔で世に送り出す人々の節操のなさ。講談社や新潮社からだったら出版すらされないレベル。
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<br />多くの良識ある作家・読者はこの作品を論じることさえ汚らわしく感じるはず。同じような何かに触れたければ、「団地ともお」を読んで「チキンライス」や「とんぼ」でも聴いていた方が百倍まし。
エッセイであり、小説、文学ではない。文章は稚拙な点も多い。
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<br />母親の愛情に人並みに恵まれて育った人は泣けるだろう。
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<br />シビアに物事を見る人、愛情面で苦労して育った人は泣けないと思う。
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<br />私は何箇所かどん引きした。(亡くなった母親の名前をわが子につけたいとか、
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<br />母親の遺体の唇にキスするとか)
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<br />そんなにオカンオカン大好きと思わなくていいから、普通に結婚して欲しい。
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<br />私が母親ならそう思う。
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<br />あまり人に「読んで」とすすめるのもどうかと思う。
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<br />この本が「必ず泣ける」と思う人は「人はそれぞれ」ということがわかってない。
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