収録されている23話は、いい話ばかりだ。
<br />困難や不幸にもめげず、プラス思考で未来を見据えている。
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<br />昭和20年の大阪大空襲の時に、規則を破って地下鉄を走らせて、
<br />人々を避難させた話には特に感銘を受けた。
<br />フェア・ベリッシュと呼ばれる、介護靴の制作秘話や、
<br />セラピー犬との触れ合いの話など、心温まる話ばかりだ。
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<br />しかし、違和感を覚える点も少しある。
<br />ほとんどの話が人の死を盛り込み、過剰に感傷を誘っている点だ。
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<br />例えば、生け花を飾っているタクシーがあり、乗客を和ませる話が掲載されている。
<br />いくつかのエピソードが紹介され、ほのぼのとした、良い話だなという印象を受けた。
<br />しかし、話の最後に、ドライバーの息子さんが、若くして急死された事が書かれている。
<br />この事が例え事実ではあっても、話の流れから見て、不要な付け足しだと思う。
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<br />ここに収録されているすべての話は、悲劇が土台となっているものが多いが、
<br />そうでない話には、あえて悲劇性を加味しなくても、十分にいい話ばかりなのだ。
<br />ただ、実話であるという点が生々しい。
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<br />表題は23話のうちの一つだが、障害にもかかわらず、
<br />ケーキを作り続ける「前向きの姿勢」には勇気付けられた。
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<br />後ろ向きの話など一つもない。
<br />未来を見据えて頑張る姿に、心を打たれる。
<br />私の様な、軽い障害に負けていてはいけない、と思った。
大好きです。
<br /> そしてわたしは心臓病です。
<br />でも、かぎられたところでなんでもかんでもやってしまいます。
<br /> あなたの本を読んで悲しくなったり、勇気づけられたり。
<br />まだまだ、わたしもがんばろーーそんなきもちにさせてくれた
<br />あなたに感謝の気持ちで一杯です。
<br /> こうゆうがんばりましょうは、わたしにもあなたにも
<br />言ってもいいとおもいます。がんばりましょう。
番組のことは良く知らなかったのですが、本の中の一遍一遍が心を打つんですよね。日々忙しさに感けて、ノホホント暮らしていた自分がちょっと情けなくなりました。ありがとうちょっとだけ自分を取り戻せました。皆さんもこの本で自分探しをしませんか?